まにまに創作置き場

自分用に創作設定まとめ。ちまちま更新します

Umbrella Syndrome 世界観


仮タイトルロゴ
f:id:manitto3103:20210918001829p:plain
f:id:manitto3103:20180912002216j:plain
f:id:manitto3103:20180912002229j:plain
(主な登場人物)
カンデラテネブレ)、タッシェカプーツェノクサミルラ


人間と、超能力者と、天使。
ここは三種が静かに共存する世界。

天使の青年ノクサが経営するシェアハウス「カサブランカ」に、成仏するため入居させられた幽霊の少女カンデラ
そこで双子の少年タッシェカプーツェと出会い、それぞれ日常を過ごしながら
「最後に帰る場所」を探す話。


なんとなくの流れはありつつ基本的には緩めの日常ものです。




▼▼ここから世界観の設定等▼▼


【用語】

◆「霊界(天界)」
主に天使が住んでいる、魂の世界。
人々が住む生物界(下界)とは別次元に存在するが、特殊な素材と専用の詠唱により下界と行き来が可能。

◆「霊素」
マナとか生命エネルギーみたいなもの。生物の魂を構成する。
生物のこころと深く関わる物質のため、極端な「生への固執」があると霊素が変質してしまい、肉体が死んだ時に本来自然に還るはずの霊素が拡散せず、魂のみが「幽霊」として残ってしまう。

◆「幽霊」
霊素が変質した魂。
幽霊は自身の力で成仏できない。生前と死後両方の未練を自覚し断つことを経て、黄泉渡し(天使)の力で浄化できるようになる。
幽霊のまま長く現世に留まると、普通の人間でも見え、触れられるようになる。
(=次第にまわりの霊素に干渉し、擬似的な肉体をもつようになる)

◆「ひずみ」
霊素の変質などにより、世界全体の純粋な霊素バランスが崩れること。
自然界のバランスの崩れと同義なため、異常気象や天変地異、生物災害などの原因になる。

◆「黎明の大災害」
数千年前、生物の生息数が劇的に減った歴史上の出来事。
原因は諸説あるが不明で、その年代の地層の化石はそれまでの化石等と比較して異形であったり異様なものが多く、また発見数も推定されるよりずっと少ないため、繁栄していた生物たちが死体も残さず突如こつぜんと消えてしまったように見える。



【存在する種族】

◆人間
稀に霊素の感知ができる「霊感のある人」もいる。

◆超能力者の人間(イグナイター)
炎の超能力者。
能力を使い過ぎると一時的に低体温症になる。
厳密には熱を操る能力のため、稀に亜種として氷や冷気を扱える者もいる。

◆超能力者の人間(ガルバナイザー)
電気の超能力者。
能力を使い過ぎると一時的に意識の混濁・喪失が起こる。
遺伝による「プラス」と「マイナス」の形質があり、二形質はさらに個体差として「マクロ(純粋な発電量に長ける)」と「ミクロ(繊細なコントロールに長ける)」の分類が存在する。

特別優秀なミクロのガルバナイザーは生物の皮膚に触れて相手の脳波の電気信号を読み取り、念話を行うことができる。
ただし同形質のガルバナイザーには通じず、また血縁の近い相手ほど効果が薄い。


◆天使
霊素を目視でき、訓練により変質した霊素の浄化を行える、有翼の種族。
長命で平均寿命は400年ほど。人間との混血の場合250年程度。
人間と混血可能だが、天使と人間のハーフは同じように混血相手でないと子が生まれない。そしてその孫世代は生殖能力を全く欠く。
天使の幽霊は確認されていない。

(参考)天使特有の職業

・「守護天使」…天使にまつわる社会の治安を守ることが役目。武力を行使できるが緊急時のみで、基本的には警察みたいなもの。堕天を討伐するのはこれ

・「黄泉渡し」…変質した霊素や幽霊の浄化をするために特別な訓練を受けた天使。迷える魂を輪廻へ導く天使と言われ尊ばれているが実状は面倒事を押し付けられている立場で、地位の低い職だと揶揄されることもある。ノクサはこれ

◆堕天
人格を喪失した天使のなれのはて。
様々な生物の身体要素を取ってつけたような外見をしており、天使はおろかおよそ生物とは呼びがたい姿をしている。
個体の重大な精神的ストレスまたは急性の心的ショックが要因になることが多く、きっかけさえあればすべての天使がこの姿になる可能性があると言われている。
存在が確認されてから一度も回復した例がなく、堕天した時点で一般的に死亡とみなされているため、「守護天使」により討伐が行われている。

◆主(しゅ)
神さまだといわれる存在。
ほとんどの人間や天使が「神話の登場人物」と認識していて、その存在を信じていない。

ただ種族を問わず、世界中でその「導き」の声を耳にしている者たちがいる。
「主の導き」を受けたものは例外なくそれに病的に妄執し、必然的、そして不可逆的にその道を歩み始めてしまうらしい。
その思考形態をもつ人々は「ハーメルンの子供達」と呼ばれ、しばしば反社会的行動に及ぶため社会問題となっている。



(最終更新)2021/09/18





▼▼▼

【もっと細かい世界観の設定(知らなくても大丈夫)】

【没設定や覚書等(非公式設定)】