まにまに創作置き場

自分用に創作設定まとめ。ちまちま更新します

アレス(Aless)

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アレス(Aless)
男、19歳(カンデラが幽霊になった時点の年齢)
身長180cm前後

一人称:僕
リコリスカンデラの母親)の養子。カンデラの義兄
人に対して親切で穏やかであるが、理想に対して真摯に向き合う気高い心を持つ。
ただ優しすぎるあまり皆に心配かけまいと一人で抱え込む節があり、思い詰めてしまったりすることもしばしばあった。
ユリの花が好き。
生前のカンデラを「リリィ」と呼んで本当の家族のように可愛がっていた。

(過去)
6歳のとき養子としてカンデラの家に迎えられ、貴族の跡取りとしての立ち振る舞いを叩き込まれて育つ。
別邸を訪れた際中庭で花を摘むカンデラと出会い、母親から義理の妹だと知らされてから、世間知らずで純粋な義妹を慕って可愛がっていた。
一年に一度、カンデラが中庭に植えたユリが花を咲かせる頃に、義妹に会いに行くのが毎年の楽しみだった。

母を亡くした魔女裁判の夜に、その中庭で義妹の遺体を見つけたのもアレス。
その際彼女のなきがらを隠し、ひそかに埋葬してしまったため、以来ながく罪の意識に苛まれるようになる。

その後アレスは家長を継ぎ、親族の手を借りながら「前当主の魔女狩り」によって没落した家柄の復興に尽力、従姉妹と結婚し3人の子に恵まれる。
しかしある日16歳の長女を流行病で亡くしてしまう。
その頃幽霊になって時が経ち、実体化の進んだ義妹カンデラと折悪く遭遇してしまい、アレスは動揺していたため「長女が夢枕に立った」「死んだ義妹によく似ている」と狼狽する。

リコリスの隠し子であるカンデラの存在を知らない周囲の人間からは「『魔女の家』の新しい当主は娘を亡くして気が触れた」と次第に奇異の目で見られるようになり、多忙な日々、様々な重圧に耐え続けた結果やがて彼は精神を病み、街の大橋から身を投げ自ら命を絶ってしまう。
当時39歳であった。


「久しぶりだね、リリィ。ちゃんといい子にしてたかい」
「もう…相変わらず君は甘えてばかりじゃないか。素直なことはいいことだけど…。ふふ、じゃあもう少しだけ、お邪魔していようかな」
「来年もこうやって、綺麗に咲くといいね…」


(名前の由来)神話の軍神由来だったと思う。初期設定が志願兵だったため。

(色メモ)
・金色の目。タッシェ、カプーツェと同じ色。
・髪色はくすんで暗いブロンド。カプーツェの髪色とは別の遺伝子。
・深緑の軍服


(最終更新)2021/08/17